年金の受給を70歳まで繰り下げると年金額が42%もアップするが損益分岐点は?

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JINジン
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こんにちは、サラリーマンJINジンです

[chat face=”cropped-サラリーマンJINジン-2.jpg” name=”JINジン” align=”left” border=”blue” bg=”none”] こんにちは、サラリーマンJINジンです。[/chat]

公的年金の給付には老齢給付、障害給付、遺族給付の3つがありますが、老齢給付には国民年金である「老齢基礎年金」と会社員、公務員は国民年金と厚生年金に同時加入しているため「老齢厚生年金」も受給できます。

 

どちらの老齢年金も繰り上げ受給することも繰り下げ受給することも可能なので、月単位で率が変わってきます。

 

では繰り上げした場合の方がいいのか?繰り下げ受給した方がいいのか?

 

結論から申し上げると

 

81歳以上生きる自信と確信があれば年金繰り下げ受給した方が81歳からたくさん受給できます

 

しかしこれは額面上の計算です。実際に繰り下げ受給している人は残念ながら私の周りにはいませんでした。

 

では少し深く掘り下げて確認してみましょう!

 

繰り上げした場合と繰り下げ受給した場合の試算

 

繰り上げ受給した場合は

「0.5%×繰り上げ受給した月数」が減額

繰り下げ受給した場合は

「0.7%×繰り下げ受給した月数」が増額

されます

年齢では最大60歳から繰り上げ受給でき、70歳まで繰り下げ受給できます。

 

繰り下げ受給を最大限利用すれば年金額が基準額の42%もアップします。

(70歳開始 0.7×60か月=42%)

イメージしにくいので基準額(60歳)を20万円とした場合

60歳で繰り上げ受給した場合は最大14万円(20万円×ー30%)

70歳で繰り下げ受給した場合は最大28万円(20万円×42%)

基準となる支給額が20万円だとすれば20万円→28万4千円となり繰り下げ受給した方が有利になる【損益分岐点】は約81歳からとなります。

 

80歳時点での受給額の比較

60歳から最速で受給した場合は月当たり14万円

65歳から受給すれば20万円

70歳まで繰り下げた場合は28万円

と考えれば実に2倍の受給額差となります。

 

60歳で受給した場合は14万円×12か月×20年後の80歳で総額3360万円

65歳で受給した場合は20万円×12か月×15年後の80歳で総額3600万円

70歳で受給した場合は28万円×12か月×10年後の80歳で総額3360万円

と計算上は80歳で70歳繰り下げ受給した場合は60歳受給に並びます。

 

[chat face=”download20181101210533.png” name=”お侍さん” align=”right” border=”none” bg=”yellow”] 65歳受給にはまだ追いついていないね! [/chat]

 

[chat face=”cropped-サラリーマンJINジン-2.jpg” name=”JINジン” align=”left” border=”blue” bg=”none”] 比較すれば分かりやすくていいですね。[/chat]

 

80歳時点では65歳受給が一番お得なのは意外かも知れません。

 

察しの通りその後は長生きすればするだけ繰り下げ受給した70歳の方が多くもらえるというのが繰り下げ受給した場合のメリットです。

 

 

人生長生き時代と言われてきている中で一番心配なのは「健康」と「お金」だと思います。

年金と言うのはきちんと納めていれば満額受給されます。

高収入になるほど厚生年金の部分で厚生年金支給額も高くなり(たくさん納めているので)年金支給額も高くなります。

 

 

 

繰り下げ受給した方がお得なのか?について

実際のところ支給額と手取りを比較してみれば思ったよりも手取りは多くないようです

何故なら

税金や健康保険、介護保険と言った社会保険料が引かれるので収入が高くなると保険料も高くなるのが原因のようです。

[chat face=”cropped-サラリーマンJINジン-2.jpg” name=”JINジン” align=”left” border=”blue” bg=”none”] 平日午前のカフェでおばあさちゃん達の会話が耳に入ってきたので聞いた時も同じようなことを言っていました。[/chat]

 

おばあちゃんA「○○さん今月の年金どうじゃった?」

年金受給者○○さん「少なかったわい、引かれる税金が多くてねぇ・・・」

おばあちゃんA「年金にまで税金引かれるのー?アラ嫌やわねー!!」

 

要は支給額と手取りの差が繰り上げした場合と繰り下げした場合

税金面で差が開くのでパーセンテージ(%)以上に手取りは少なく感じるようです。

 

 

ねんきん定期便や日本年金機構から自分の年金額を知ることから

先ずは老後の夫婦の生活費がどれぐらい必要か?

最近のデータではピンからキリまでありますが、65歳以上の男性60歳以上の女性の無職世帯では平均26万円必要とのことです

[chat face=”download20181101210533.png” name=”お侍さん” align=”right” border=”none” bg=”yellow”] 都市部や田舎、持ち家から賃貸など確かにピンキリやね[/chat]

内訳は

  • 住居費
  • 水道光熱費
  • 食費
  • 交通費
  • 日用品
  • 交遊品

 

などの合計で26万円です。

ちなみに義理の両親は毎月19万5千円でやりくりしているようです(マイホームローンは返済済み)。

 

以上の事から

年金の世代である親世代の聞き取り調査では(笑)60歳の最速繰り上げ受給はしていませんでした。

「病気をしていたらもらうようにする!」

「働けなくなったら申請するようにする!」

と言った意見が聞けました。

 

繰り上げする必要もないけれど繰り下げ受給する必要があるのか?はその時になってみないと分からないですね(^-^;

 

80歳がひとつの基準だとわかったので自分ならどうするか?

20数年後までじっくりと考えたいと感じました。

 

実際にこのままのシステムではいかないでしょうが、考えておかないといけない問題なので今後も注視していきます。

「こうすればお得だよ!」ってアドバイスがあればリアルな意見聞かせて頂けると幸いです。

 

ありがとうございました。

 

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