学資保険とよく比較される海外投資ITA(インベスターズトラスト社)のS&P500インデックスですが、15年後に140%、20年後に160%が確保される仕組み(条件付き)であることから
『学資保険の代わりとして最適』では?と海外投資に興味がある方に関心が集まっています。
20年160%のプランよりも15年140%のプランの方が子供の成長と合わせやすく好まれています。
このプランは元本保証商品ではなく、元本確保商品という条件付き商品であり条件を達成できない場合は15年後に140%は確保されないリスクもあります(条件は下記参照)
元本確保の達成条件は
・拠出(支払い)を満期まで継続すること
・途中で停止や減額をしないこと
です。
要点をはじめに言っておきますと
最低拠出(支払い)金額は月額200米ドルからですので年間2,400ドル、15年間だと36,000ドル支払い、満期時に最低50,400ドル以上にはなる!
S&P500指数が2倍、3倍に増えていれば満期時は最低確保額よりも多く受け取れます。
という商品です。
達成できるのか不安であれば、裏技として余裕のある間に前倒しで支払っておく(3年分を1年間で支払い可能)こともできます。
最短5年間で15年分の支払いを済ませられるので「余裕が無くなり支払えなくなってしまった」というリスクは避けられます。
メリットはクレジットカード払いが可能なので投資でポイントが貯まる点と海外に外貨の資産を作る事ができる点です。
外貨(米ドル)の分散投資とマイルを貯めるのにも役立ちます。
デメリットと成り得る事は支払えなくなった時の事も頭に入れておく事!を先につぶしておくと非常にゆとりが持てます。
余裕を持って「円高」だと感じた時に前倒しで支払っておくと
拠出(支払い)を15年間継続しなければならないのはストレスです。
という縛りからも解放されます。
毎月5万円分のドルをS$P500インデックスの指数に連動したETFや投資信託に積みたて投資していくのであれば、
・3万円分は証券会社から投資信託に!
・2万円分はITAのこの商品に!
と分けるだけでもS$P500インデックス自体の投資金額は変わらなくても分散になりますよ。
ポイントは拠出額を上げ過ぎない事です。少々余裕があって毎月500USD積み立てができても300USDぐらいに抑えておく事です。為替の円安や家庭の環境変化等何があるか分からないからです。
よーく考えてくださいね。
インベスターズトラスト【ITA】とは
インベスターズトラスト社については日本語対応のプラットフォームがあるのでこちらから確認してもらえると、格付けまで知ることができます。
このインベスターズトラスト社の商品のひとつとして「S&P500インデックス」があり今回の15年140%確保という商品です。
商品について詳しい方の中には
「中身は仕組債である」、「高格付け金融機関が破綻すれば元本割れする」
といった声も聞きますが、リスク無くしてリターンなし!
カウンターパーティリスクがあることはリスク管理の一環として考慮しておいてください。
出典元:ITAホームページ
Investors Trust Products S&P 500 IndexInvestors Trust is the global brand representing the ITA Gro...
今回の世界的なコロナの影響でも高格付け金融機関が支払い不能になったというニュースは聞きませんし、学資保険の運用会社が破綻しないとも限りません。
ソフトバンクの社債もどうなることやら・・・。
ソフトバンク社債を途中売却した場合はどうなるのか?証券会社のホームページで確認
※すでに売却済み
S&P500インデックスのチャートから
投資した金額はS&P500インデックスで運用されるので
・今後15年かけて成長していけば140%以上のリターンも十分狙える
本来の指数に対する成長
・今後15年かけて世界経済が衰退していれば最悪140%確保しても元本割れする可能性もあるかも知れない
本商品は高格付け金融機関の仕組債により元本確保されることから
ニューヨーク証券取引所に上場している代表的な500社の株価が下がっている時は投資信託であれば含み損ですが、こちらは債券の一種ですので投資信託ほどの損失はありません。
出典:Googleより「sp500」で検索
S&P500インデックスについては米国株投資家も世界中の投資家も注目しているので調べやすいですね
難しく考えるときりがないので
学資保険だと
→108%の学資保険(300万が324万相当)→堅実!
S&P500インデックスで運用すると
→140%確保商品(36,000USD→50,400+αUSD)→為替の影響あり
※利益に対する税金はどちらも考慮していない
拠出金額は年間2,400ドル以上なので15年間の最低拠出金額は36,000ドルに対して140%確保されて50,400ドル+αになるというイメージです。
元本割れする可能性があるとすれば大きな為替のリスクと高格付けの金融機関の破綻と考えておくといいでしょう
※高格付け金融機関名は公表されていません
詳細はITAの日本語対応のホームページがあるのでご確認ください。
コロナショックでは下がるどころかむしろ大きく上昇した1年でした。
富裕層は投資をしています。
上場企業の役員や経営者、政治家も然り
お金持ちはお金持ちで大変なようです(味わってみたい)
S&P500インデックス商品の概要について
ITAのホームページから詳しい内容が確認できます。
商品概要
項目 | 詳細 |
---|---|
通貨 | 米ドル $ |
拠出額 | 年間 2,400 ドルより |
拠出頻度 | 年払、半年払、四半期払、月払1 |
投資期間 | 10年、15年、20年 |
元本確保2 | 10年プラン:100% 15年プラン:140% 20年プラン:160% |
年間管理手数料 | 10年プラン2.0% 15年プラン1.7% 20年プラン1.1% |
プラン手数料 | 10ドル/月 |
ストラクチャー手数料 | アカウント残高0.125%/月 |
ロイヤルティボーナス3 (期間中の総拠出額の割合) |
10年経過時:拠出金の7.5% 15年経過時:拠出金の7.5% 20年経過時:拠出金の5.0% |
解約手数料 | イニシャルユニット残存期間分相当額 |
一部解約 | イニシャルユニット期間終了後、純現金価値2,400ドルを最低維持額として一部解約が可能。一部引出しの最低額は600ドル。一部引き出しに手数料はないが元本確保は無効となる。 |
契約年齡4 | 10年プラン:18-60歳 15年プラン:18-55歳 20年プラン:18-50歳 |
死亡給付金5 | 支払基準額はアカウント評価額の101% |
出典元:ITAホームページより一部抜粋
※拠出頻度は3年分を1年間で前倒しで支払う事も可能
プラン詳細と注意点
1. 支払いはクレジットカードおよび銀行口座からの自動引落し(米国内口座に限る)からの選択となります。
2. 元本確保にはロイヤルティボーナスも含まれます。
猶予期間内の拠出があり、減額や一部解約がない場合のみ元本確保が適用されます。
本商品は、高格付金融機関が提供する仕組債により元本確保されます。
投資家はこれらの発行体である金融機関/カウンターパーティリスクを負います。
これらの投資機関が支払い不能に陥った場合には、投資家の資金の一部または全額が失われる可能性があります。
詳細についてはプランの説明資料をご参照ください。
3. ロイヤルティボーナスは、猶予期間内の拠出があり、拠出金の減額及び一部解約がない場合に適用されます。
S&P500 10年プランにロイヤルティボーナスはありません。
4. 発行年齢制限は管轄によって異なる場合があります。詳細については当社にお問い合わせください。
5. プラン発行後2年以内に、被保険者がプラン発行以前からあった疾患・障害などが原因となる、及び自殺による死亡に対しての死亡給付金は支払われません。また、拠出金を猶予期間以内に支払っていない場合、死亡給付金の保証は消失し、その権利が復活することはありません。
出典元:ITAホームページより
※細かな手数料について書かれていますが満期まで継続すれば拠出金額に対して140%が確保されます。
まとめ
現状の学資保険の返戻率は104%~108%、中には98%と元本割れの商品もあります。
学資保険ではないものの同じ運用期間としてマッチする「ITAのS&P500インデックス」は外貨で積み立てる資産形成のひとつです。
日本人はリスク商品が苦手なので元本が確保される仕組みは好まれます。
大学の入学金や授業料は400~500万円の準備が必要とされている中でどうやって準備するのか?
これからは親の資産形成方法が試されます。
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