資産の分散投資として外貨にドル転する方法を前回に記事で紹介しました。
SBI証券のFX口座を活用して外国株口座へのドル転をして運用していけば金利も日本よりも高いので長期的に見れば金利の高い運用が可能です。
しかし、日本で住んでいる以上貯めたドル資産もいつかは円に戻す時がやってきます。
ドル転の方法は知っていても円に戻す『円転』ってどうするのか?
方法は
①ドル転と逆にFX口座からドル売りをして円に戻す事ってできるの?
FX口座から現引してドル転したドルは外国株口座へ移動(決済)済みなので出来ません。
FX口座から出金しているので次の方法②が現実的です。
②証券口座の外貨入出金サービスから連携している住信SBIネット銀行の外貨預金の口座へドルのまま出金する
すぐに円貨に戻さなくても一度住信SBIネット銀行の『外貨普通預金口座』へ出金してしまいます。
外貨普通預金口座に出金してしまえば、しばらく外貨普通預金のまま残しておき円安方向のタイミングで円に両替するのも一つですし、すぐに円転するのも手数料がものすごく安く抑えられます。
SBI証券口座の入出金・振替から外貨出金するだけです。
2022年よりも前にドル転している方の為替購入レートは110円以下だと思います。
外貨で持ち続けるのも良いですし、タイミング(為替レート)を見て円に戻す時(教育費など)を待ちましょう。
仮に10,000USDを110円でドル転していれば110万円(手数料除く)が145万円(2022年10月27日時点での為替レート)になっているのです。
米ドルー円レートが150円を超えたのは今から実に32年ぶりの事です。
※2024年4月末〜5月には160円を超えましたね。
私も小学生ぐらいの出来事ですので過去の情報で知る事はできても実際に体感するのは初めてです。
投資で一番難しいのが売り時です。円転(ドル→円)して利益確定する方はしておきましょう。
外貨出金サービスをする為の事前準備
外貨出金サービスを利用するには住信SBIネット銀行の開設が必要です。
ネット証券口座の入金に利用しているはずなのでさっと連携(登録)してしまいましょう。
SBI証券口座からログインして外貨出金する流れ
ホーム→サービス案内→外貨出金(住信SBIネット銀行への出金)へと移動していきます。
https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=service&dir=service&file=home_out_gaika.html
・最小単位は10米ドルから
・振り込み手数料は無料です。
・15時までに手続き完了すれば翌日銀行営業日に反映されます。
これなら私もできるかも?
出金先口座の登録がまだの方は『出金先口座登録』を済ませます。
登録後に住信SBIネット銀行「外貨出金」サービス/出金指示が可能となるので
出金金額とパスワードを入力すれば完了です。
※今回は実際に出金していません。シミュレーションです。
出金手続きが完了して翌日もしくは連休後に住信SBIネット銀行へアクセスすると外貨普通預金口座へ入金されています。
住信SBIネット銀行にログインしてから円転する方法
ここからは住信SBIネット銀行にログインしてからの流れとなります。
SBI証券から振り込みをした米ドルは銀行口座の外貨普通預金に入金されます。
外貨普通預金のまま外貨定期預金で運用することも出来れば、円に両替して授業料(教育費)に充てることもできます。
外貨シミュレーションで手数料を確認
ネット銀行では外貨両替のシミュレーションが行えます。
試しに確認してみましょう。
※実際の為替レート(TTM)より約6銭(TTB)レートですが十分安いと思います。
米ドルを現在のレートで1,000米ドル円に戻すと
ほとんど両替(米ドル→円)したい時の為替レートと変わらないので利用者としてはありがたいですね。
以上のことから
円をドルにドル買いしたあとは戻す方法も考えて(手数料なども含めて)おかなければなりません。
そしてあわよくば購入時よりも円安の時に円に戻したいですよね!
1年2年先の為替レートは分かりませんが、ドカンと両替するより少しずつドル買いして置いておけば円安メリットを享受する事ができるようになります。
私はドル資産はドル資産として持ち続ける方向です。
ありがとうございました。
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