毎月決算型(分配型)の投資信託は危ない!手数料が高いからやめておけ!ちょっと検索してみるとそんな声が聞こえてきます。
私も過去に勧められた毎月分配型の投資信託がありますが、今どうなっているのか?数年ぶりに調べてみると残念な結果となってました。
ゆうちょ銀行の投資信託【円奏会】を勧められた家族が乗り気に!ちょっと待って
対して2023年の1月に購入して20%の利益が出たところで売却した毎月決算型の投資信託もあります。
AB(アライアンス・バーン)米国成長株Dコース毎月分配型投資信託に100万投資してみた結果
毎月決算型というだけで否定するのは個人的には好きではありません。
よーく調べてみて自分なりに『これなら運用してもいいかな!』と判断すれば毎月決算型でも問題ありません。
本当の利回りはけっこういいですよね!
毎月決算型は毎月分配を受け取れる反面複利の効果は薄れます。また手数料もインデックス型よりも高めです。20年など長期を見越した場合は不利ですが老後の資金の追加としてはありです!
解約したアライアンス・バーンスタインも良かったのですが、我が家全体のポートフォリオが米国株式(S&P500指数)に集中し過ぎていたので手放しました。
今回の投資信託インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)愛称:『世界のベスト』はいい意味で世界に分散が効いてます。
まずはお試し価格で運用してみます。
インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)の運用実績
インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)の概要についてはホームページや証券会社からも確認ができます。
基準価格の推移が分配金を引かれてもそこまで値下がりしていない
今回選択したのは『為替ヘッジなし』です。
将来的に必ず「円高」になると分かっていれば『為替ヘッジあり』でもいいですが、まだまだ「円安」になるかも知れません。
為替に対するヘッジはFXや外貨預金でも可能なので投資信託としては運用面で利益を出して欲しいですね。
分配の推移と資産組入上位10銘柄
分配は2017年1月以降150円(以上の月もあり)を継続しています。
資産配分はどうなっているのか?
組入上位国はアメリカ(44.7%)と上手く世界に分散されています。
銘柄もマイクロソフト以外は誰でも知っている銘柄ではないところがベスト!?
ファンドの費用と税金について
銀行や店舗型証券会社では購入費用がかかる場合がありますので、買う場所はよく検討しましょう。
同じ商品を買っても初期費用が3.3%もかかってはもったいないです。
今回私はマネックス証券から購入したので購入手数料は無料です。
出典:マネックス証券 申し込み画面より
信託報酬は年率1.903%かかるのですね・・。
100万円に対して19,030円と考えると高いですが、パフォーマンスが高ければ気にはならないです。
また解約時にも信託財産留保額が『申込受付日の翌営業日の基準価額に0.3%を乗じた額』が必要です。
このあたりの手数料は長期間の運用で考えるとデメリットと言えます。
2023年の基準価格の推移
株でいう株価が投資信託では基準価格と呼びますが、一番大事な部分がこの基準価格です。
出典:インベスコ ホームページより
インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)【愛称:世界のベスト】 運用実績・チャート
毎月決算型の利益は毎月分配しているので基準価格は上がった分、決算日翌日に下がるので右肩上がりにはなりません。
過去3年を振り返ると8,000円から9,000円を推移しており基準価格の値上がりというキャピタルゲインは狙えませんがインカムゲイン(分配金)が利益となります。
基準価格が9,000円だったら90万円の投資で150円(15,000円税抜き前)の分配があるってことよね。出来過ぎじゃない?
運用しているファンドマネジャーの成績がいいのだと思います。毎月150円分配し続けるのは大変だと思いますよ。
では、今から買っても大丈夫なのか?
答えは
分かりません。
責任は持てないと言った方がいいでしょうか。
正解のない投資の世界で『これ!』と言った勝ちパターンがあれば皆が勝てますよね。
リスクはあるけれどリスクに見合ったリターンが今もある!と感じたのであれば買ってみてもいいのではないでしょうか。
タイムング次第で利益になる人もいれば含み損の人も中にはいるかも知れません。
他人事のように評価しないのがこのブログ。
さっそく我が家の総資産の一部から120万円分を基準価格「8705円」で1,355,167口買いました。
(記事書いた日の基準価格は「8499円」と目減り中・・)
10,000口に対して150円の分配金が受け取れるので約20,327円が入金されました。
タコ足配当ではないのか?
出典:マネックス証券より
毎月決算型の分配金は純資産から支払われます。
自分が投資した金額から分配金に支払われている事から『タコ足配当』とも呼ばれています。
この商品が『タコ足分配』なのかは是非ご自身で調べてみてください!
参考サイト
基準価格が8000円台を維持してくれて毎月分配があればこの運用は成功です。逆に8000円以下となってくると手放すかもしれません。
損失が発生する毎月分配金投資信託もある
商品名を冒頭に出しましたが、我が家も数年前にゆうちょ銀行で提案された投資信託があります。
出典:マネックス証券さんより
2021年には基準価格が10,000円以上あったのに現在は9,087円です。
分配金込みでも元本割れ状態です。
購入しなくてよかったわね
説明聞いてもまったくそそられなかったので結果買わなくて良かったです。
以上のことから
マネックス証券では分配金ランキングが2位のインベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)(愛称:世界のベスト)ですがランキングだけで判断してはいけません。
30代、40代であればインデックス投資のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の方がいいと個人的には思います。
しかし組入銘柄も国も分散したい場合にはこう言ったアクティブファンドも面白いと思います。
ちなみに、2024年から始まる新NISAではこのインベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)は購入することができません。
2023年までの一般NISA枠が残っていれば非課税枠で買えるので検討してみてください。
投資は自己責任です。人の意見に左右されずよく考えてください。
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